飲食店の方との最近の会話と言えば、
名調:「最近どうですか~?」
Aさん:「早く景気がよくなってもらわないとこまるよ。
こう、景気が悪いと、うちの店は全くダメだよ!!」
という会話が よく聞こえてきます~。
このAさんのように売上が伸びない原因を、「景気」のせいにしている
方もいらっしゃるのも事実ですね~。(皆さんはそんなことはないと思いますが。。)
さてさて???
「売上が伸びない」のは果たして本当に「景気」のせいなのでしょうか?
でも、ちょっと待ってくださ~い。
こんな時代でも売れているお店はたくさんあります。
(みなさんだって、行列をなしているお店を見たことがありますよね!)
そうなんです。
こんな時代でも、「繁盛店」になるための方法があるんです。
では、なぜこんなに「流行るお店」と「流行らないお店」の差が出てしまう
のでしょうか?
それは、「流行っているお店」は、「今の時代」の流れ(時流)を的確に捉
え、それを店舗経営にきちんと繁栄させているからで、「流行らないお店」
は、ただなんとなく今までの「流れ」で経営を行っているからなのです。
つまり、「繁盛店」と言われるお店は、「今の時代がどう流れているのか?」、「お客様が何を求めているのか」を的確に捉えて上で経営を行っているからこそ、「繁盛」するのです。
「時流」・・今の時代がどう流れているか?
これをきちんと押さえることが、「繁盛店になるための絶対条件」なのでしょうね。
みなさんは、「時流」を意識した経営をされていますか?
今年もあと、2ヶ月を切ってしまいました。
飲食店にとっては、「稼ぎ時の季節」。
気合入れて、頑張りましょ♪
さて、今回から「繁盛店」になるための具体的な部分をお伝えします。
今回は、「お客様が飲食店を利用する動機」について考えてみましょうか。
飲食店も色々なタイプのお店があります。
また、お客さんのお店の使い方も様々になってきました。
昔は、飲食店と言えば、「食事をする場所」でしかなかったものが、今では
様々な「使い方」があります。
「時間のないときの食事として」
「家族で食事をするときに」
「恋人同士のデートに」
「気の合う友人との飲み会に」
「会社の仲間と、仕事帰りにちょっと一杯」
「仕事の途中の、息抜きに」
「休日を1人で、静かな場所で読書をするために」
などなど。
これは、お客様のライフスタイルが様々になったこととも関連してます。
昔は、ほとんどの人が朝6時ごろ起きて、会社で仕事をして、お昼をとって、
仕事は7時ぐらいには終わって、帰宅後夜11時ごろには寝る、というライフ
スタイルがほとんどでした。
でも、最近は、朝起きる人も当然たくさんいますが、朝になって寝る人もい
ますし、出勤時間もすべての会社が9時というわけではありませんし、起きている時間帯も様々ですね。
これだけ人々のライフスタイルが変わってくると、お客様の「飲食店の使い
方」も変わってくるのも当然と言えるでしょう。
さて、ここからが今回の大事なポイントです。
(よ~く目を見開いて読んでくださいね)
こんなにお客様の「飲食店を使い方」もしくは「使う理由」が様々になっているのにも関わらず、あいかわらず、単に
「昼食を取るお店」
「お酒を飲むお店」
などと、漠然とした「利用場面」しか提供できていないお店がたくさんあり
ます。お客様からすると利用場面が「ぼやけてしまい」、どういう場面で利用したらいいお店
なのかお客様が分からないのです。だから、そういうお店にはお客様が来て
くれないのです。
もう少し分かりやすく言うと、
「誰が」(どういう人が)
「どんな場面で」
「どんなものを提供するか」
をきちんとお店側がお客様にアピールしないと、お客様にとって「使いにく
いお店」になってしまうということです。
つまり、今は「お客様がお店を選ぶ」時代ですから、「どういう時に利用す
るお店」なのかを明確にアピールしないと、お客様に「選ばれるお店」には
なれないのです。
「お客様に選ばれるお店」になるためにも、よ~く今のお客様の行動を分析
し、何をお客様が今求めているのかを考え、それをお店のコンセプトに反映
させることが必要かもしれませんね。
ではでは。