寸胴鍋 素材別の選び方を語ってみた。

こんにちは、スタッフ イナガキです。

寸胴鍋の選び方を語りながら、
オススメの素材や仕様をご提案できればと考えてます。
まず、素材です。大きく分けて3つ。

アルミ製、ステンレス製、モリブデン製 です。
値段もアルミ製、ステンレス製、モリブデン製と高くなってきます。

 

●アルミ編

アルミの寸胴鍋の特徴は、まず熱伝導率の良さでしょう。
大量の食材をコトコト煮こむにはピッタリの材質です。
実は、ステンレスの鍋だと、煮込む食材によっては、
焦げ付きやすくなることもあり、熱伝導に優れた
アルミ製のお鍋を、カレーやシチューなど、
煮込み料理で使われることが多いです。

またアルミの寸胴鍋は比較的安価で手に入ります。

しかーし、
値段で選ぶならアルミ! と言われていますが、

せっかくですので、
こだわりの、質の高い「アルミ寸胴鍋」を選ばれることをオススメします。

良い道具を長く使いましょう。

そんな中で私の一押しのアルミ寸胴鍋と言えば、
中尾アルミ製作所さんですね。日本製で、質の高いお鍋を作り続けています。

主力のキングポットシリーズが誕生してから、
40年以上。その長くプロの現場で愛されていることが信頼の証ですね。

商品の詳しい仕様については、各商品ページでご確認ください。
業界屈指の板厚で耐久性も抜群です。

 

●ステンレス編

アルミのことを推してきましたが、実際に一番使われているのは
ステンレス製の寸胴鍋かもしれません。

丈夫さ、いろんな料理への展開を考えると、
飲食店で選ばれることが多い素材です。

特にですね、ラーメンなどの麺類を茹でる際に選ばれます。

それはなぜか・・・
実は麺を茹でるときに「塩」を入れませんか?
実はこの「塩」、
鍋の腐食(寿命を縮める原因)なのです。
ステンレスは、他の素材に比べ、
耐蝕性に優れいていますので、よく使われるんですね。

但し、熱伝導率はアルミに比べ低いです。
ということはですよ、
火に近い鍋の底が、他の場所より温度が高くなり、
焦げ付くことも十分考えられます。ご注意ください。

 

●モリブデン編

モリブデン寸胴鍋とは?一体何でしょうか。
初めて聞く人もいるかもしれませんが、
ステンレスの種類でモリブデンが含まれている素材です。

なるほど。
それでは、何が特徴なのでしょうか?

まず値段は先に紹介した2つの素材より高いです。
つまり、丈夫です。

特に、醤油やタレなど酸性が強い液体でも、
ステンレスに比べ腐食に強いのです。

よくタレ入れなどでも使われている素材ですね。
長く色々な料理で使うには、値段が高いですが、
長持ちする面でオススメですね。

 

●番外編 銅

銅の鍋を使ったことはありますか?

実は銅製のお鍋はアルミより熱伝導率が良いのです。
金属の中でも銀につぐ熱伝導率で、ステンレスに比べ
20倍の熱伝導率と言われています。

さらにしっかりとした作りの銅鍋だと、
鍋全体に温度も均一に渡るので、ムラのない料理ができます。

天ぷらや、おでん、また製菓のチョコレート加工では、
まだまだ使われています。
また、私の大好物のたこ焼きも銅板を使うことが多いですね。

そして値段も一番高いのですが(笑)

また、光り輝くその姿は美しく、
見ているだけで惚れ惚れしますね。

銅鍋はとても高価な品ですが、
本当に拘る人は銅を選んでもいいと思います。

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